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中村京蔵さん(高校の同級生です)のお芝居。

私の高校の同級生には、歌舞伎役者がいます。 きっと皆さんもご覧に

なったことがある人です。 「財務会計は、勘定奉行にお任せあれ~」で

おなじみのCMに出ている、中村京蔵さんです。

このことは、以前にも書いたかと思いますが、教室で休み時間

手拭いの端を噛んでしなをつくり、「僕ね!おやまになるの!」と言って

おりました。後日そのことを話したら、覚えていないと言っていましたが。


高校を卒業し、普通に大学をでてから、養成所にはいってのスタートですから

梨園の出身の方達から比べても、大変遅いわけですが。

日本舞踊のほうも素晴らしい師匠について、素晴らしい頭角を現しています。


今回は、パントマイムの劇団「SOUKI」の皆さんと共演して、彼が主役のお芝居

「滝夜叉姫(たきやしゃひめ)」のご案内があり、同じ高校の同級生の女子(?)

二人と見に行ってきました。


以前、踊りの会を見に行ったときは、すっぴんで着流しの状態で、娘道成寺の

一部を踊ってくれて、トークショーもあったのですが。今回は、しっかりと白塗りで

重いかつらと衣装をみにつけ、踊りあり活劇有り、なにしろ周りの皆さんは

パントマイマーですから、セリフは、京蔵さんのみが語ります。 重低音の今どきの

ロックっぽい音楽で振付をおどったり、 狂言の生の演奏に合わせて踊ったり、

大変盛りだくさんのお芝居で、あっというまに楽しい時間が過ぎました。


基本的に、京蔵さんは女形ですので、仕草がものすごく妖艶で女っぽく、

しかし、ひざを曲げて低い体勢で踊ったり、そったり、階段をおりたりと

大変なポーズが多く、普段鍛えていないと、これだけの舞台をこなすのは

難しいだろうと思います。 


平将門とその娘、滝夜叉姫の二役を演じながら、父の国を盗れなかった無念の

気持ちと、女としての狂おしいまでの、愛憎の気持ちと、家族への思いなどを

見事に演じていて、何度も涙がでましたし、感動しましたし、よく笑いました。


中村京蔵さんは、梨園の出ではないので、実際の歌舞伎の舞台ではおそらく

出来ないような、自分がやりたくて仕方なかったことを、全部、昨日の舞台で

やりつくしていたように思います。 天井から吊り上げる、ちょっとしたスーパー

歌舞伎のシーンもありましたよ!!

とっても、嬉しそうに、楽しそうに演じているように見えて、なんだかすごく

私まで嬉しくて、ニマニマ、ニマニマして見ていました。

昨日も昼夜、今日も昼夜の公演です。 すご~く大変だと思いますが、頑張って

ほしいです。 皆様も機会があったら、見に行ってあげてください。


私たちクラスメートの女子(?)3人は、新宿の居酒屋で、「あの色気を少し教えて

ほしいわあ!!同じで年であそこまで頑張っているのだもの、元気もらったねえ!

いいもの見せてもらった!来てよかったあ!」

と夜が更けるまでガールトークさせて頂きました。














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